このページでは、ウェアラブルカメラ/アクションカメラを
メーカーでレビューしてみようと言うことで、
今回はRICOH(リコー)に迫ってみたいと思います。
動画が撮れるアクションカメラのメーカーとしては、
まだ歴史は浅いのですが、光学機器としてのカメラメーカーで
見るなら、リコーは歴史ある会社。
以前はペンタックスではなく、リコーブランドの
一眼レフカメラも製造していました。
果たしてリコーが販売するウェアラブルカメラには、
どんな特徴があるのでしょうか。
リコーには、本体のまま水中でも使えるタフなアイテムとして
WGシリーズがありますが、その中でアクションカメラとして
位置付けているものに、WG-M1とハイスペックのWG-M2があります。
他社と比べリコーのカメラの特徴は、
「遊び心」があること。
実用品としてよりも、趣味のアクセサリー
として位置付けていると言えるでしょう。
そのためデザインにはとてもこだわっていて、
いつも持ち歩いてオッと思った時に、
サッと撮れるスタイルを踏襲しています。
固定観念にとらわれることなく、動画や写真を記録する
「遊び道具」を製造していると例えたら良いでしょうか。
でも決してオモチャとして見るのではなく、仕上げの良さ・
メカニズムの完成度の高さは、さすがカメラメーカーの製品。
レンズを始め光学に関する部分は、家電メーカーの
それとは比較にならない性能の高さを誇ります。
例えば、WG-M2の超広角204°
と言う、ワイドレンズの採用。
他社のウェアラブルカメラが平均160°~170°ですから、いかに広角で、
より迫力ある映像が撮れるかお分かりになるでしょう。
また、地上とは違う水中でのホワイトバランス特性で、
色味を自動で補正したり、デジタルカメラのように、
マニュアルで±2EVの露出補正できるのです。
露出モードも一眼レフカメラのように、
「分割測光」と「スポット測光」が選択可能。
撮影者の意思に即した露出で、明るさを、
制御できるのはなかなか大したものなんですよ。
カメラのメカニズムに詳しい方がリコーを選ぶのも、
自然な感じがしますね。
また、正確にはアクションカメラの部類には入りませんが、
360°全天球動画や写真が撮れる
THETA(シータ)シリーズもラインナップしています。
ハイスペックのTHETA Sや、カラフルボディで
リーズナブルなTHETA SCが人気モデルです。
アプリを使って合成することで、360°全天球画像・映像を
作り出しているのですが、とにかく今までにない画(え)作りができることで、
画質などの完成度よりも、楽しさ・面白さを前に出したタイプのカメラと
言えるでしょう。
撮影のテクニック云々よりも、撮影者の感性が
重視されるのが 新しいと思います。
振り返るとリコーは、理研光学と呼ばれた社名時代から、
個性的なカメラを世に出してきたメーカーでした。
その精神は、今の時代でも
受け継がれているのは間違いないでしょう。
今後も他社には真似のできない商品を、
世に送り出していただきたいですね。
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