ウェアラブルカメラ/アクションカメラで、
絶大な信頼を得ているGoProブランド。
その最高峰HERO5 Blackが早くも進化して、
「HERO6 Black」の登場となりました。
パッと見、外観ではHERO5 Blackと比較して
何の変化もないようですが、
中身が大きく改良されています。
4Kでは30コマ/秒だったものが60コマ/秒にアップ、
より滑らかな映像を撮ることができるようになり、
さらに画質も良くなりましたね。
また、手ぶれ補正も電子式手振れを
踏襲しながら、安定性が向上。
ソニーの空間光学手ぶれ補正に匹敵する
ほどの性能になったのも、大きな魅力です。
その他に、音声で動作をコントロールする機能が
より便利になったり、HDR機能も加わって、
露出の白飛びや黒つぶれに強くなりました。
ではここで、進化の詳しい概要を、メーカー
提供の動画で確かめてみることにしましょう。
次に今度は、すでに愛用しているユーザーの皆さんは、
どんな感想を持っているのでしょうか?
いくつかレビューをピックアップして、
HERO6 Blackを評価したいと思います。
★「HERO5 Blackでも十分なシャープ感があったが、さらに磨きが掛かっており、特に暗所・低照度の環境も改善が見られる。またブレ補正も大変優秀。SONYの空間手振れ補正の威力は凄いが、意外とHERO6 Blackも健闘している。操作性に関してはボタンが2つと最低限の構造であるが、背面のタッチパネルと音声コントロールの多彩さが相まって、シンプルながら確実に操作できる。」
★「空とか草木の写っている映像を見ると、綺麗に明るく見える。操作は、HERO5から何ら変わりはない。ただズーム機能が付いたので、多少便利になっただろうか。ウリの4K60Pで撮影すると、バッテリーが見る見るうちに減って行く。予備は数個必要だろう。」
★「文句なしの性能だ。ただ唯一の欠点と思ったのが、ボディがかなり発熱すること。夏はメチャ熱い。手持ちで使用しようと考えている者としては、ちょっといただけない。」
★「バッテリーなど、HERO5と共通で使えるのが有り難い。手振れ補正も強化されたし、自分の印象では画もかなり改良された。ただ、4K60Pに対応したのは嬉しいものの、手振れ補正は、4K30Pまでしか対応していないのが残念。」
では、検証に入りましょう。
HERO4からHERO5への進化がいちじるしかったため、
今度のHERO6のデビューは地味に見えるかも知れません。
しかし、さらなる高画質化がはかられ、少し青みが増して、
よりリアルな映像表現が可能になったと言えるでしょう。
明暗の差が大きな場面でもすぐに露出が
安定するようになり、見やすくなりました。
また、手振れ補正も一段と進化し、
定評あるソニーの製品と良い勝負ができますね。
通常の撮影では、ステディカムの役割をする
ジンバルを使用しなくても、ほぼ足りるくらいです。
操作性も、タッチパネルの反応が良くなっています。
そのスムーズさは、スマートフォンの
タッチパネルに近いものです。
残念なことは、4K60P(1秒間60コマの速さ)では、
手振れ補正が使えないこと。
このモードを使うなら、今まで通り
ジンバルに登場してもらったり、しっかりした場所に
カメラを固定しないといけないでしょう。
また、5GHzWi-Fiを利用して、HERO5 Blackより
データを3倍速くスマホに転送できる機能が搭載されたのに、
日本ではこれがまだ使うことができないんですね。
さらに、新たにタッチズームが加わり、
今回からズームが使えるようになりましたが、
あくまでデジタルズームなので
拡大すると画質が低下し、多用はできません。
細かい部分では少し不満が残るHERO6 Blackですが、
全体的にはウェアラブルカメラとしては
最高のスペックモデルと断言して良いでしょうね。
それなりに価格は高いですが、失敗なく確実に綺麗な映像を
残したい用途には、他にかけがえのない製品だと思います。
コメントを残す