アクションカメラで特に人気のブランドと言えば、GoPro・DJI・Insta360の3つが相当すると思います。
これらの製品はどれも機能・性能ともに優れ、アマチュアはもちろんプロの映像集団にも使われるほどですね。
ですが相応に高価なため、初心者が購入するには少々敷居が高いのが気になります。
一方でこれらと比べ、半額以下で手に入るブランドモデルも多数売られていて、中にはロングセラーになっているのもあるんです。
この中で注目したいモデルに「AKASO EK7000 Pro」があります。
今回このEK7000 Proにスポットを当て、安いながら実用に耐えうるカメラなのか、ユーザーレビューも交えて検証してみましょう。
AKASO EK7000 Proの特徴
EK7000 Proの最大の特徴は、高い性能や機能を持っている割に価格が安く、しかも付属品が多いことでコスパに優れていること。
最高解像度は映像で4K 30fps、写真は20MP(2000万画素)で、EIS 2.0の手振れ補正機能を搭載しています。
レンズ画角は対角170度と広く、しかもナロー・ミディアム・ワイド・ウルトラワイドと、4段階に切り替えられます。
また高級機のような前後2モニター仕様ではないものの、背面にスムーズな動きをする2インチタッチパネルを採用。
スマホの操作に慣れている人なら、違和感なく使えますね。
そして付属品はやたら多いだけでなく、中に防水ケースやワイヤレスリモコン、予備バッテリーや充電器まで含まれているんです。
アタッチメント関連だけでも約10種類あり、ちなみに防水ケースを装着すれば、深さ40Mまでの水中撮影が楽しめるようになります。
ワイヤレスリモコンは、約10Mまで離れて遠隔操作で撮影できますよ。
その際、Wi-Fi機能を使って、スマホで画面確認することも可能。
忘れていましたが、取扱説明書もちゃんと日本語対応で作られており安心です。
でも、やはり一番気になるのは何かと言えば、それは画質でしょう。
そこで、実際に愛用している2人の方の動画を用意しました。
1つは店舗での歩行シーン(4K)と、もう1つは、タイムラプスでの撮影シーン(1080p)をご覧いただきましょう。
協力 Rayさん
協力 FauxProさん
いかがですか。
正直申し上げると、GoPro HERO13 BlackやDJI Osmo Action 5 Proと比べれば、さすがに見劣りするのは否めませんね。
細かい部分の再現性は少しあいまいに感じるし、暗いところでのそれは特に気になるレベルになっています。
アクションカメラは夜間の撮影に弱いと良く言われますが、本機もその類に入ってしまっているようです。
ただタイムラプスの方は明るい昼間での撮影だけに、解像度も高く綺麗に見えるんじゃないでしょうか。
でも、この2つの動画はカメラを振り回していないので気が付きにくいですが、手振れ補正効果もやっぱりGoProやDJIより劣ります。
それでも全体的に見れば、これら2社の少し前のモデルと、同程度の実力は持っていると言って良いでしょう。
追加オプションが必要ないほど多くのアクセサリーを付属しているのに、価格を半分以下に抑えていることを考慮すれば、十分にコストパフォーマンスは高いですね。
では他のユーザーの皆さんは、本機にどんな感想を持っているのでしょうか?
いくつかレビューを集めましたので、次の頁をご覧になってみて下さい。
AKASO EK7000 Proのユーザーレビュー
★「スキーの撮影用に購入。初めてのアクションカメラだったが、数回撮影し慣れてくると、被写体も画面に上手に入れることができた。価格も比較的手ごろなため、最初の一台としては気軽に使えると思う。」
★「高画質は必要ないし、手振れに付いてもあまり激しく動かない想定での購入評価だ。画質に関しては十分だと思うし、手振れについても持ち手つけて揺らさないように意識しながら移動すれば、ひどい状況にならずなめらかだった。値段としては満足度が高い。(内蔵)マイクはやっぱり音割れや風ノイズが乗るが、まったくダメという感じではない。音をしっかり拾いたい場合は、(外部)マイクの購入を考えた方が良い。」
★「良くも悪くも値段相応。入門用には良いと思う。」
★「自分の個体では1080pと2.7kに関する限り、日中野外での撮影では大変シャープで色も自然な映像がとれた。YouTubeにあるこの機種で撮った映像よりも、断然綺麗にとれる。多少映像が荒くなるが、手振れ補正もちゃんときく。内蔵マイクもちゃんと機能している。」
まとめ
アクションカメラとして高度な機能を求めるユーザーだと、このEK7000 Proを選ぶと不満を覚えるに違いありません。
“Pro”と言うネーミングが付いていても、低価格のエントリーモデルなので、ハイスペックモデルと比較するのは酷なこと。
それでも実用性は十分に高く、そこそこアクションシーンでの撮影用途やVlog用途なら、ちゃんと作品作りに耐えられるだけの内容は持っています。
しかもあらゆる場所に固定できる、数種のアタッチメントや水中カバー(水中ハウジング)、予備バッテリーや充電器までもが、標準セットに付属しているのは凄いですね。
また内蔵マイクだけでは、どうしても風切り音が入ってしまうことで、外部マイクが使えると言うことは、バイク乗りには必須の条件をクリア。
それが可能になっていることを加味すれば、大変コスパが高いモデルとして、初心者から中級者までオススメできるでしょう。
本機はエントリーモデルの位置付けですが、実はさらに安いモデルも存在します。
それが、1万円を切る価格で買えるEK7000です。
こちらも予備バッテリーやリモコン、豊富なアタッチメントを付属しコスパが高いですが、アクションカムに必須な手振れ補正機能とタッチパネルがなく、さらに画角を変えるモードもありません。
特に手振れ補正がないのは、動画カメラとして致命的ですね。
安価でもアクションシーンがしっかり撮れるモデルを選ぶなら、AKASO EK7000 Proが選択の限界だと認識すべきでしょう。
または
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