アクションカメラを使い運動会でズーム撮影するなら ハンディカメラ/Vlogカメラの方がおすすめ!

 

ここ数年前から人気の動画カメラと言えば、アクションカメラ(ウェアラブルカメラ)を指すと思います。

ですが、このカメラでお子さんの運動会の様子を撮ろうとしたら、きっとズームレンズが欲しくなることでしょう。

 

しかしアクションカメラのズームは、2つの点で不満を感じるのではないでしょうか?

それは、アクション系のカメラは大きくズームできないことと、ズームすると画質が低下してしまうことですね。

これらズームの不満を解決するにはどうすれば良いのかと言えば、それはアクションカメラではなく、ハンディカムに代表されるハンディカメラや、最近注目のVlogカメラを使うことです。

 

では、運動会でズームして撮りたい時、アクションカメラとハンディカメラ・Vlogカメラでは、どうメカニズムや性能が異なるのでしょうか?

今回は、これらカメラのズーム機能の特性に付いて、解説して行こうと思います。




 

アクションカメラとほかのカメラではズームの構造が違う

 

 

数年前のモデルと違い現在のアクションカメラは、ズーム機能が付いているモデルが多くなりました。

ですがこのズーム機能、実は問題があるんです。

 

それは前項で述べたように、ズームを最大にしても倍率は2倍程度しかないこと。

とても望遠とは言えないので、遠くにいるお子さんをアップして撮ることなど不可能でしょう。

 

 

それからアクションカメラは、そもそもズームレンズを採用していません。

つまり単焦点レンズを搭載しているので、光学ズームではなく、デジタルズームしているんですね。

なので、どうしても画質の低下は避けられません

 

 

その点ハンディカメラやVlogカメラの多くは、ズームレンズを採用しているため光学ズームが可能で、ズームアップ時の画質の低下は最小限に抑えられます。

しかもレンズそのものが大きくなるものの、20倍~30倍の高倍率ズームを搭載したものは、遠くのものを手前へグッと引き寄せることができるんですね。

こうして考えると、運動会で自分の子供の姿をクローズアップするなら、アクションカメラでは役不足、と言うのがお分かりになるでしょう。

 

Vlogカメラの場合でも、コンパクトカメラをベースに設計されたモデルだと、それほど大きくはズームできません。

しかし、ミラーレス一眼カメラをベースにしたモデルなら、レンズを交換することが可能で、高倍率のレンズを使い、ハンディカメラ並みのクローズアップができますよ。

 

 

では運動会でズーム撮影するに相応しい、ハンディカメラやVlogカメラは、どんなモデルがおすすめでしょうか?

次の頁で、それぞれ2機種ずつご紹介しましょう。

 

運動会でズーム撮影するならこのハンディカメラやVlogカメラで!

 

 

ソニーハンディカム FDR-AX45A

FDR-AX45Aは、アクションカメラが誕生する前からある、ハンディカムシリーズの最新版です。

このタイプのカメラは、大きなズームレンズを内蔵しているので、アクションカメラと比べると、どうしてもボディが大きくなります。

 

ですがデジタルズームを使わずに、光学ズームで20倍までクローズアップできるのは、大きな魅力。

画角は35㎜カメラ換算で26.8㎜~536㎜まで。

 

その凄さは、比較するまでもありませんよね?

デザイン的にどうしてもウェアラブルにはできないので、グリップに手を差し入れボディを掴んで撮影するのですが、カメラをできるだけ安定させるには、このスタイルが最も正解です。

それでもカメラマンが動き回ると、手ブレはやはり起こるもの。

そこで本機はソニー独自の、空間光学手振れ補正機能を搭載しています。

 

手持ちなのに、ジンバルに近い安定性で撮影できることで、撮られたお子さんをガッカリさせることはないでしょう。

4K撮影も可能とした、ソニーならでは高画質で、貴重な運動会の思い出を残せます。

 

ソニー 4K ビデオカメラ Handycam FDR-AX45A(2022年モデル)

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パナソニック HC-VX2MS

このHC-VX2MSも、ハンディカムと同じように、グリップに手を差し込んで撮影するハンディカメラです。

こちらはFDR-AX45Aより望遠が利く、24倍光学ズームレンズを搭載しています。

 

レンズ画角は、35㎜カメラ換算で25㎜~600㎜と言う、超望遠撮影が可能です。

手ブレ補正機能はもちろんあり回転軸・左右・上下・縦回転・水平回転で補正する5軸ハイブリッド手ブレ補正機能と呼ばれているものを搭載しています。

非常に、スペックや使い勝手がFDR-AX45Aと似たHC-VX2MSですが、こちらは付属するバッテリーがやや小型で、撮影時間が少し短いところが弱点。

しかしピントがパパッと素早く合うことで、快適に撮影が進む点が、ソニーより優れた魅力と言えるでしょう。

 

パナソニック 4K デジタルビデオカメラ HC-VX2MS

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ソニー VLOGCAM ZV-E10 ダブルズームレンズキット

ZV-E10はハンディカメラとは違い、写真撮影を主体とするミラーレスカメラ、α6400をベースに開発されたVlogカメラです。

特徴は、本体とレンズが別々になっていて、合体することにより、カメラとして機能するシステムになっていること。

 

これにより広角から望遠まで、あらゆる画角に対応が可能になるんです。

本機のダブルズームレンズキットを使えば、2本のズームレンズで、35㎜カメラ換算24㎜~315㎜までをカバー。

これだけズームできれば、おおよそ運動会の全てを撮ることができるでしょう。

でも、前出のハンディカメラはどちらも500㎜以上をカバーするので、比較すればもの足りないと感じるかも知れませんね。

確かに画角だけ見るとその通りなのですが、これには大きな理由があるんです。

 

それはハンディカメラと比べると、はるかに大きなセンサーを搭載していること。

上記のハンディカメラが、わずか1/2.5インチのサイズに対し、本機はAPS-Cサイズと10倍ほど大きいんです。

 

そのため相対的に見て、レンズの望遠側の画角数値が短くなってしまう訳。

ですがその代わり、本機ははるかに高画質撮影が可能で、ハンディカメラではとてもかなわない大きな魅力です。

 

高画質と倍率の大きな画面を両立できる点が、アクションカメラと大きく違うと言えるでしょう。

ただその分やや価格が高めなので、出費が大きくなるのは否めませんね。

 

ソニー Vlog用カメラ レンズ交換式VLOGCAM APS-C ミラーレス一眼カメラ ZV-E10 ダブルズームレンズキット

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ニコン Z30 ダブルズームキット

 

Z30は、ミラーレス一眼カメラZ50をベースに、自撮りなどVlogに便利な機能を備えたモデルで、こちらもVlogカメラと呼ばれています。

本機にもダブルズームキットが用意され、2本のズームレンズを使うことで、35㎜カメラ換算で24㎜~375㎜をカバー。

運動会を撮るのに、やはり十分に足りる画角です。

 

手ブレ補正機能もZV-E10と同じように、レンズに強力な補正機能を搭載し、手持ち撮影でも十分な力を発揮します。

センサーは本機もAPS-Cサイズを採用、画質が良いだけでなく夜間の撮影にも強いことが特徴です。

さらに、持ちやすい大型グリップで握りやすくなっていることも、画面を安定させる要素になっています。

ただアクションカメラと比べると、レンズを含めたボディがかなり大型に。

300㎜を超える望遠撮影ではやや体力が必要なことで、この点が本機を導入するか否かの分かれ道になるでしょう。

 

それでも、アクションカメラやハンディカメラとは別格の高画質は無視できないので、望遠と高画質を求めるお父さんには、悩ましいところかも知れませんね。

価格は、ダブルズームキットはやはり高めですから、それなりの出費を覚悟しないといけませんが、それだけの見返りは十分あると言えるでしょう。

 

Nikon ニコン ミラーレス一眼 Z30 ダブルズームキット Zマウント

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実はアクションカメラだって運動会で活躍できる!?

 

 

アクションカメラは小型ボディをモットーにしているので、大きなズームレンズを搭載できず、ズームで望遠撮影することは不可能です。

では、運動会をアクションカメラで撮る場面は全くないのか?と思いきや、実はガッカリすることはありません。

 

アクションカメラは超広角レンズを搭載していることで、ハンディカメラやVlogカメラには不可能な広い映像が撮れるのです。

前出のFDR-AX45Aは、35㎜カメラ換算で最広角が26.5㎜で、HC-VX2MSでも25㎜と狭いです。

VlogカメラカメラのZV-E10Z30でも、やっと24㎜に広がる程度。

 

それが、例えばGoPro HERO12 Blackなら12㎜、DJI Osmo Action 4だと約10㎜と言う、驚くほどの超広角で撮れます。

アクションカメラの超広角レンズを生かして撮れば、広い運動会会場の様子をすんなり画面に収めることができますよ。

 

 

また親子一緒の競技があるなら、機動性の良さが特徴のアクションカメラを使い、お父さんがカメラを身に着け撮ることで、迫力のシーンを記録することもできるでしょう。

なので父親のあなたが、お子さんに喜ばれる運動会動画を撮りたいのなら、ハンディカメラなどと共に、アクションカメラも併用すると良いのです。

これら撮った映像をまとめて上手に編集すれば、きっと尊敬されるお父さんになること、間違いありませんよ。

 

 

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