『G’z EYE(ジーズアイ)』ファーストレビュー:アクションカメラではなく敢えてデジタルカメラと呼ぶワケは?

 

カシオから、全く新しいデジタルカメラ
「G’z EYE(ジーズアイ) GZE-1BK」
が、登場しましたね。

Gショックを彷彿させるアクションカメラデザインながら、
カシオでは、敢えてデジタルカメラと呼んでいます。

 

それは、どう言うことなのか?

 

これからこのページで、
ファーストレビューをしてみたいと思います。




 

まずは、衝撃・振動に強い設計で、
耐落下4mを実現。

高所からの着地や、激しい衝突を伴う
シーンでの使用を想定しています。

 

そして、激しい雨の中や水の中でも防水ハウジングなしで使え、
サーフィンなど激しい波の衝撃を受けても浸水しない、独自の
高気密構造を採用しました。

防水は、水深50mまで耐えられるとか。

防塵構造設計にも力を入れ、砂や塵を高次元でシャットアウト、
ボディが汚れたら水洗いするだけでOKです。

 

また、寒い場所でも元気に稼働できるよう、
耐低温-10℃まで対応できるようになっています。

 

これらを見れば、もう完全なウェアラブルカメラ/
アクションカメラの仲間に入るハズですが、

ここには敢えてデジタルカメラと呼びたい
カシオのこだわりが隠されているんです。

 

その前に、10月11日に開催された、
G’z EYEの発表会をレポートした動画ありますので、
まずはこれをご覧下さい。

 


協力 GYUEEN TOKUGAWAさん

 

なるほどこのレポートでは、この商品は “タフカメラ” ではなく、
“タフギア” であることを強調していますね。

画質を二の次にしてまでも、厳しい環境の中で、
今まで撮りづらかった映像を残すことを優先した商品だと・・・。

 

しかも、G’z EYEには動画で紹介されていたように、
日本のメーカーで初の専用スタビライザー(ジンバル)も
用意されているんです。

これを使えば画面の安定した、
ヌルヌルした映像が撮れる訳です。

 

カシオのG’z EYEに対する、
並々ならぬ力の入れようが伺えますね。

 

では実際にどんな映像が撮れるのか、メーカー提供の
サンプル動画を次にご覧いただきましょう。

 

 

いかがでしょうか。

 

かなり激しいアクションの元でも、
しっかり映像が撮れるようですね。

 

先のレポート動画を見ると画質が悪いとのことですが、
サンプル動画を見る限り、他のアクションカメラと比較して
何ら遜色はない気がします。

つまりこれは、4Kで撮れないこと、フルHDで60fpsが使えないことが
他機に負けていると、レポートでは言いたかったのでしょう。

 

しかし、G’z EYEは上下左右のブレ補正に加えて、
ロール方向のブレ補正にも対応した
3軸対応動画手振れ補正機能を備えています。

本体だけでも、かなり安定した
動画が撮れることが期待できます。

アクションカメラでは最強と言われる、
ソニーのFDR-X3000Rに搭載する
空間光学式ブレ補正機能と比較してみたいものです。

 

さらに他機にはない機能として、「ここだ!」と言う瞬間に
本体にあるボタンを一押しして、スーパースロー撮影ができる
ドラマチックスロー機能を初めて搭載。

今までスローモーションなど特殊映像効果は、
後から編集時に行っていました。

それを撮影時に行うと言うのは、
1つの動画に何度もスローモーションを使えることで、
よりリアルな映像に見せる効果を狙ったのでしょう。

 

さて話は戻りますが、なぜカシオはこのG’z EYE
アクションカメラと呼ばずに、敢えて
デジタルカメラと呼んでいるのか探ってみましょう。

 

それはまず、静止画(つまり写真)で撮れる画角が、
動画より広くなることにあると思います。

フルHD動画撮影時は170.4度と言う広角なんですが、
それが静止画になると、さらに190.8度まで広がるのです。

 

これは、35㎜フィルムカメラに換算すると、
13㎜と言う超広角に相当します。

13㎜と言えば、一眼レフカメラでも特殊なレンズに類し、
どんな短足な男性でも足長おじさんになれるほど、
カッコ良い写真が撮れてしまう画角なんですよ。

 

さらに動画機能を利用し、最高1秒に
30コマの高速連写ができる機能を搭載。

これ、高級一眼レフを使ってもできない芸当です。

 

また、1本で約355枚もの静止画が撮影できる
タフなバッテリーを採用、十分に
デジタルカメラとして活用できますね。

これらを理由に、カシオではG’z EYEを使い、
ぜひ写真も撮って欲しいと
アピールしているのだと思います。

 

ところでこのコンセプト、
どこかの製品でも聞いたことがありませんか?

そう、それはNikon KeyMission 80

アクションカメラでありながら、
写真撮影時の使い勝手も追及したモデルです。

 

これら両機の狙いは、もしかしたら、今人気の
インスタグラムにあるのでは?と思います。

インスタグラムでは、いかにして他の人には撮れない写真を
“魅せるか” がポイントになっていますからね。

 

今後、ウェアラブルカメラ/アクションカメラでは、
動画機能だけでなく、写真撮影機能も充実したモデルが
増えて行くのではないかと予想されそうです。

G’z EYEは、常に時代の最先端を求める人に
おすすめの “タフギア” と言えるでしょう。

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