『Insta360 GO 3』レビュー評価:買うなら128GBモデルがお得?熱暴走には強くなった?

 

世界一小さなアクションカメラ/ウェアラブルカメラとして評判の、Insta360 GO 2がこのたびモデルチェンジしました。

名前をInsta360 GO 3と変更し、小さなカメラ本体はそのままに、リモコンやミニ三脚を兼ねた充電器だったものが、本体の一部として合体できるようになったのです。

合体した時のその姿は、まるでGoProアクションカメラのよう。

 

つまりカメラ本体が、充電器と着脱することでVlogカメラとして使えたり、ウェアラブルカメラとして体に取り付けて、アクティブ映像が撮れるんですね。

そこで今回は、このGO 3をユーザーレビューも交え、魅力を検証そして評価してみたいと思います。




 

Insta360 GO 3の外見上の特徴をGO 2と比較

 

 

では新しいGO 3の外見上の特徴を、GO 2と比較しながら、詳しく述べて行くことにしましょう。

まず両機の最も違うところは、前頁でも触れましたが、手持ちも可能なウェアラブルカメラだったものが、自撮り可能なVlogカメラとしても使えるようになったこと。

 

充電ケースを兼ねているアクションポッドには、2.2インチ液晶モニターを搭載して、撮影中の様子をリアルタイムで確認できるのです。

このモニターは180度反転することが可能で、自撮りが便利になった訳なんですね。

 

 

Vlogでは、自分の姿がちゃんと写るのが重要ですから、モニターできることが大きなポイントになります。

GO 2で自撮りしようと思ったら、アプリを介し、スマホでモニターしないとダメでしたが、GO 3ではその必要がなくなったことで、便利さが2倍にも3倍にも向上したのです。

 

ちなみに、この液晶モニターはタッチパネル式ですから、操作設定を全てここで賄うことができます。

おかげでスマホを使わずとも、基本操作を本体だけでできてしまうんですね。

 

 

ただし本機で自撮りする場合、本体を指でつまんで持つのは不便ですから、自撮り棒を使わないといけません。

その場合、オプションのクイックリリースマウントを使えば、アクションポッドと自撮り棒をワンタッチで装着することが可能になります。

こうすることでGO 3はあっと言う間にVlogカメラに変身!

 

 

カメラ単体では、付属のペンダントやクリップを介することで、ハンズフリーのウェアラブルカメラに・・・。

そしてまたアクションポッドにセットすると、自撮りが簡単にできるのは、時代の最先端を行くカメラであることに間違いないでしょう。

 

Insta360 GO 3の機能面での特徴をGO 2と比較

GO 3の新しい機能としてFree Frameモードを搭載。

これに設定することで、カメラを横にしても縦にしても、後から横でも縦でも画面を好きな向きに変更することが可能です。

 

本機が360度レンズの半分を使うことで、横でも縦でも、自由に画面を切り取ることができるんですね。

これは、今までの通常の動画カメラにはなかった画期的な機能。

 

GO 2も基本的に同じ構造であったのですが、16:9・1:1・9:16と、事前に選択しておかないとできないものでした。

とにかくまず撮って、後から色んなSNSのフォーマットに合わせ向きを変更できるのは、大変便利な機能と言えます。

それからGO 3ではバッテリー容量を拡大。

GO 2ではカメラ単体で、210mAh・充電ケースで1100mAhだったものを、同310mAh・1270mAhへアップさせました。

 

おかげで撮影可能時間も、カメラ単体では30分から45分へ向上。

カメラと充電ケース合計で150分だったものが、カメラとアクションポッド合計で170分へと向上しました。

 

で、さらに嬉しいのはここからで、GO 2では熱暴走が発生することを想定して、連続撮影した場合に、途中でストップする仕様だったものをGO 3では廃止。

つまりGO 3では熱暴走に強くしたことで、”基本的” にバッテリーが切れるまで、撮影が強制的に止まることはなくなったのです。

 

またGOシリーズでは、新旧問わずSDカードが使えません。

撮ったデータは、全て内部メモリーに保存します。

 

GO 2では、32GBモデルと64GBモデルが用意されていましたが、GO 3では128GBモデルも新たに用意。

それまでバッテリー切れだけでなく、メモリー容量まで気にしていたものを大容量モデルの登場で、気持ちに余裕が持てるようになりました。

加えてGO 3は、アクションポッド込みで、IPX4までの防水に対応します。

そのままでは潜水は無理ですが、雨中での撮影は可能です。

 

多くのVlog専用カメラでは、防水機能は付いていません。

それが雨を気にせず撮影できるのは、カメラを持ち出す機会が多くなり、楽しみも増すことでしょう。

 

Insta360 GO 3の画質はGO 2と比較してどう?

 

 

GO 3の最大解像度は2.7Kです。

最近のアクションカメラに多い、5.3Kモデルや4Kモデルの画質には及びません。

 

スペックだけ見ると見劣りしますが、しかし32インチ程度のテレビで再生するなら、ほとんどその違いを感じることはありません。

50インチ以上のテレビで再生すれば、輪郭の粗さが分かるくらいです。

 

これがGO 2なら、こちらは1440pとさらに劣ります。

しかしこの手のカメラは、フルHD1080pをクリアすれば、明らかな画質の不満を抱くことはあまりないもの。

 

実際にGO 3GO 2で比較しても、その違いは微妙です。

普段のVlog撮影で画質が悪いと感じることは、GO 2でも昼間ならまずないでしょう。

 

ただし暗所での画質は、両機とも全体的にザラ付きが目立ち、不満を覚えそうです。

でもこれは、小さなセンサーを搭載するアクションカメラには、共通の弱点なので、大目に見る必要があるのかも知れませんね。

 

ではこちらに、あるVloggerがGO 3で撮影した動画があります。

じっくりとこれをご覧いただきましょう。

 


協力 しーまん | seaman bike & life vlogさん

 

いかがですか。

普段使いのVlogカメラ・ウェアラブルカメラとして、納得できる画質を持っていると言えるのでは?

夜間撮影の画質も、気にするほどの低下は見られないんじゃないでしょうか。

 

そして次に、すでに本機を愛用する他のユーザーの方たちは、どんな感想を持っているのでしょう。

いくつかレビューをピックアップしたので、次の頁で見ていただきたいと思います。

Insta360 GO 3のユーザーレビュー

 

★「画質は筐体のサイズを考えるとかなり良い。もちろん他のアクションカメラに劣ることはあるが、その分筐体が大きかったり重かったりするのでトレードオフだ。GoProやDJIアクションカメラと比べられることはあるが、身に付けた時の違和感の無さは唯一無二で比較対象にならないと思う。とりあえず身に付けておいて、撮影したいタイミングで準備不要で撮影開始できるという点が、とんでもないメリット。」

★「GO 2を持っていたが、プロ動画モードでは発熱の影響で停止してしまうことがあって、すぐ手放してしまった。GO 3では発熱で停止してしまうことがなく、バッテリー切れまで撮影できた。ポッドの形状が変わって、GoProのようなアクションカメラとして使うこともできる。バッテリーが増え最大解像度も大きくなったので、個人的には不満はない。ただGO 2にはあったパワーマウントがGO 3では無いので、本体のみでの充電しながらの撮影は不可能になってしまった。クイックリリースマウントを使えば簡単に取り外しができるので、撮影が終わったらポッドに戻すという形でカバーしている。」

★「Insta360 GOは、1も2も購入してきたファン。今回も概ね満足しているが、何点か気になることが。・起動が遅くなっている?:電源オフからのクイック撮影で、撮影スタートまで3秒ほど待たされる。これは結構遅くシャッターチャンスを逃す。・バイブ機能の削除:2までは撮影開始や終了を振動で教えてくれた。3は音のみ。ややわかりにくいと感じる。・2.7Kに解像度がアップと宣伝されているが、2.7Kでは水平維持が使えない。水平維持は非常に有用で常時使いたいので、これは残念だ。」

★「日常のVLOG用に購入した。軽くて便利で、いつもカバンに入れている。GO 2も持っているが、新作のGO 3はインカメになるのが嬉しい。かなり広角(35㎜判換算で11.24㎜)になるので、大人数のパーティーの撮影には最適だ!縦画面にしてInstagramのリールにも使っている。転送速度も速くて便利だ!」

 

Insta360 GO 3のまとめ・評価

 

Insta360 GOシリーズは、それまで世界一小さいウェアラブルカメラとして、機動性の高さを誇って来ましたが、GO 3ははそれだけに終わらないモデルとなって登場しました。

今やアクションカメラは、単にアクションシーンを撮るだけでなく、旅行記や日記を映像で残す、Vlogカメラとして使えるモデルが人気です。

 

Vlog撮影するなら自撮りが必要ですから、それに応じたモニターがないといけません。

GoPro 12 HERO BLACKに代表されるGoProシリーズは、前後にモニタを搭載して対応していますが、それをGO 3ではフリップ式で対抗。

GoProより機動性の高いウェアラブルカメラでありながら、アクションポッドと合体することで、Vlogカメラ化にも成功しました。

 

他のアクションカメラとは違う弱点として、4K画質で撮れないこと、SDカードが使えないこと、それからバッテリー交換ができないことが挙げられます。

しかし、新たに128GBモデルがデビューしたことや、バッテリー容量がアップしたことで、ある程度弱点を克服しています。

 

連続撮影が多いユーザーなら、是非128GBモデルを選ぶと良いでしょう。

32GBモデル・64GBモデルと比べ、価格に大きな差はないのでおすすめです。

 

それと忘れてはならないのは、GO 2と比べて熱暴走に強くなり、”基本的” にバッテリーが切れるまで、連続撮影ができるようになったことですね。

アクションポッドと合体しても、なお小さく軽いことも良い点だと思います。

 

また、オプションのクイックリリースマウントを介することで、ワンタッチで自撮り棒をセットできるのは、めちゃくちゃ便利。

それでいて、カメラをペンダントマウントを介して体に取り付け、ハンズフリーでアクションシーン撮影に移行できる得意技を持っているのも、本機の魅力ですよね。

 

手ブレをほとんど感じさせず、強力に水平も維持される映像は、作品を見る人をアッと言わせるはず。

アクションシーンと、Vlog製作の両方にこだわるユーザーに取って、Insta360 GO 3は、無視できない動画撮影アイテムなのは確かでしょう。

 

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