両手を完全にフリーにして、人の目線で撮影できるカメラを、特にウェアラブルカメラと呼んだりますね。
その中で人気のモデルにOrdro EP7がありますが、これがこのたびモデルチェンジをしました。
それが「Ordro EP8」です。
手元で料理する様子などを映像で記録したい時に、ハンズフリーで撮影を可能にするビデオカメラの新型なんです。
今回EP7がどのように新しくなってEP8として進化したのか、ユーザーレビューも参考にしながら検証・評価してみたいと思います。
Ordro EP8の進化の度合い
まずはEP8の概要を掴むために、メーカー提供のプロモーション動画をご覧になってみて下さい。
大まかに、本機の商品イメージを理解できるでしょう。
EP8はEP7と比較して、ボディデザインこそ大きく変更されましたが、性能・機能に大きな変化はないと言うのが正直なところです。
詳しく述べると画質向上を求めた改良点として、センサーが1/3インチから1/2.8インチと、わずかながら大型化しました。
そしてどちらも4K画質で撮影ができますが、EP7はコマ速度が30fpsだけだったところを、EP8では倍のスピードの60fpsを選択できるようになりました。
画角はEP7の120度だったのをEP8では130度と、やや広角寄りにシフトされています。
ただ130度では、水平線が湾曲して不自然になる欠点があるので、それを補正するため切り替えて90度に狭くすることができます。
ちなみに、これはEP7でも可能でしたけどね。
使い勝手の改良点では、EP8は急速充電に対応となりました。
両機ともバッテリー内蔵仕様となっていて、取り外して交換することができません。
モバイルバッテリーから給電しながらの撮影もできますが、電池切れを起こしてしまったら、本体ごと充電する必要があります。
ところがEP7は満充電するのに約2.5時間掛かってしまったので、非常にもどかしいもの感じていました。
それをEP8では、30分ほどで約90%を充電できるようになったんです。
Vlog作成中など、続けて撮影をしたい時に大変助かりますよね。
そのためEP8では、新たに急速充電器が付属しています。
機能面では、EP7は横型画面のみの対応でしたが、EP8ではスマホのように、縦型画面でも撮影できるんです。
TikTokへの投稿が便利になるよう、それに対応したものでしょうね。
ただ残念なことがひとつ。
EP7には腕時計型リモコンが付属していたのを、EP8ではオプション扱いに。
新型になって価格が上昇したのですが、少しでもコストを抑えようとして、リモコンはなくても良いと言う判断なのかも知れません。
Wi-Fiを使い、スマホ画面で撮影風景をモニターできる機能は変更なしです。
では、気になる画質はどんなものでしょうか?
あるユーザーが撮った乗馬の映像がありますので、ご覧下さい。
協力 Taraさん
いかがですか?
EP7とは画質的にはやや解像度が上がり、少し高画質になったような気がします。
ですが、画面のブレに関しては二軸ジンバルのままなので、安定性はそれほど向上した印象は受けません。
この点は、GoProカメラにはとても及ばないと思います。
そのために、三軸ジンバル仕様になってほしかったものです。
では、実際にEP8を使用したほかのユーザーの皆さんは、本機にどんな感想を持っているでしょうか。
いくつかレビューをピックアップしましたので、次の頁で確かめていただきましょう。
Ordro EP8のユーザーレビュー
★「まず梱包状態は、中国製だが非常にきれいな個装箱に入っていて高級感がある。説明書は、ちゃんとした日本語で詳しく書かれている。機能・Wi-Fiも、iPhoneで簡単にできた。撮影は目線でちゃんと撮れる。手作業の撮影用で購入したが、充分に使える。」
★「YouTubeの為に購入した。今まで、古いビクターのスポーツカムでアクティビティを撮影していたが、画質や操作性の進化には驚いた。」
★「画質は、8~9年前のソフトウェア補正が効いていないスマホ並み。4Kや2Kの設定はあるものの、見比べるとフルHDに対する解像度を感じられる場面がとても少ない。また室内など光量が少ないと、顕著に画質が下がることがある。とはいえ価格が安いので仕方ない部分でもあり、手元作業や移動記録用途のウェアブルデバイスとしては充分ではある。アプリはリモコン代わりにならないので注意。アプリ上から撮影を開始しても、Wi-Fiが切断したりアプリが非アクティブだと撮影は数分後に止まってしまう。それを防ぐためにはWi-Fiを切断して、本体ボタンや別売セットのリモコンで撮影開始しないといけない。」
★「YouTubeに投稿する動画を撮りに、渓流に行って来た。GoProと比べてカメラが軽いので、ヘッドマウントでも負担なく撮影が出来た。音声でカメラのオンオフ、撮影やWi-Fiのオンオフを知らせてくれるので、釣りに集中できた。岩を飛んだり昇り降りを繰り返しても、手振れ補正はよく効いてくれた。ヘッドマウントなので、足元を気にすると下ばかり撮ってしまうので、意識しながら撮る方が良い映像が撮れそうだ。」
Ordro EP8の評価
Ordro EP8は耳かけ型ウェアラブルカメラとして、良くできた製品だと思います。
小型・軽量(85g)であることと掛け心地を優先した結果、撮影者の目線で両手を使い作業する様子や、釣りをしている様子などをリアルに撮影できます。
GoProでも両手をフリーに撮影するのは可能ですが、そうすると頭の上に乗せたり首からぶら下げる形となり、撮影者目線ではなくなってしまうし、しかも重いです。
EP8のメリットを生かしながら、もしGoProのような安定した映像が撮れるなら、何と素晴らしいことでしょう。
しかし残念ながらEP7同様、二軸ジンバルのため、細かく揺れる頭の動きを補正する能力が不足気味です。
ボディが大きくなったり重くなるリスクを考えると、設計が難しいのかも知れませんが、それでも三軸ジンバルと、さらに画面が傾かない水平維持機能も付けてもらいたいもの。
そのために、EP7からEP8への進化はわずかなものに終わっています。
すでにEP7を所有しているユーザーなら、あえて、EP8に買い替えるだけの魅力は薄いと感じます。
EP8はウェアラブルカメラとしての完成度は高いですが、アクションカメラとして評価すると、画質はともかく安定性の面ではGoProやDJIなどに及びません。
それでも、撮影者が歩いたり動き回ったりしないシチュエーションなら、Vlog撮影にも大きなメリットを感じることでしょうね。
Ordro社に求めたいのは、この耳かけ型ウェアラブルスタイルに今後もこだわりつつ、さらなる画面の安定性を高めたモデル開発をして欲しいことです。
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