YouTubeなど動画サイトへ、自分で撮った作品を投稿するのに使うカメラは、最近ではミラーレスやアクションカメラが一般的になりました。
しかし、より手軽に撮影しようとして、いつも持ち歩いているスマホを主に使うあなたも多いことでしょう。
ただ、スマホは本来カメラではないために、動画でも写真でも撮りにくいとは思いませんか?
スマホはシャッターの物理ボタンを持たないため、液晶モニター上のスイッチを使用しますよね。
そのためシャッターボタンの位置が悪く、片手で撮影することは至難の技です。
ところが、あるアクセサリーを使うことで、デジカメのようにシャッターを押せるなら使ってみたいと思いませんか?
そんなアクセサリーとは、実はこれなんです。
商品名を「ULANZI CapGrip」と言います。
両手を使わないと、写真や動画を撮るのが難しいスマホですが、それを片手で行うことを可能にするスマートフォンホルダーなんです。
そんな訳で、このスマートフォンホルダーの使い心地は、一体どんなものでしょうか。
今回はユーザーのレビューを参考にしながら、ULANZI CapGripが使える商品なのか検証し、評価してみようと思います。
スマートフォンホルダー ULANZI CapGripの使い方
スマートフォンホルダー ULANZI CapGripの使い方は、カンタンです。
ホルダーをスマートフォンに引っ掛けて固定して、取り付けは終わり。
取り付け位置をスマホ本体の右端にセットすれば、ちょうどデジカメのシャッターボタンと近い位置にできます。
それに、本機にはシャッターの下にグリップがあり、右手だけでスマホを構えることができ、片手シャッターも可能になるんです。
接続はBluetoothを利用するので、ワイヤレスでスマホとつなぎます。
Bluetoothのペアリングのしかたは、スマホ側のBluetoothをONにしたら、本機のシャッターボタンを3秒ほど長押しします。
スマホ側のBluetoothの項目に表示に「Ulanzi」と出ていたら、それをタップすることで完了です。
これがもしケーブルが必要な仕様だったとしたら、このホルダーの魅力はないに等しいことでしょうね。
使用するバッテリーは、CR2016ボタン電池。
ワイヤレスであっても、シャッターのタイムラグはほとんどなく、違和感なく快適に撮影が楽しめます。
本機のシャッターボタン部分は引き出して、リモコンボタンとして利用することも可能です。
本体底部には三脚穴もあけられており、三脚に固定することで、離れたところから自撮りができるようにもなります。
スマートフォンのセルフタイマーを使う必要はありません。
ただし、気を付けたいことがあります。
もしも、手のひらの一部がモニターに触れてしまうと、シャッターが切れないことがあるんです。
切れなくなるばかりか、スマホのボリュームが大きくなることもあります。
この誤作動は、スマホ本体が全面モニターになっているモデルに多いようですね。
手っ取り早い対策は、本機をスマホ本体よりやや右にずらすこと。
少しグリップ性が劣ってしまいますが、1つの解決法ではあります。
また動画を撮る場合、本機のシャッターボタンで撮影を開始できますが、残念ながら停止させることはできません。
動画撮影をストップさせるには、スマホ本体側のシャッターボタンを押さないといけないんですね。
これはiOSでもAndroidでも同じです。
使えるスマホの幅は62㎜~83㎜まで対応となっているので、多くの機種に使うことができるでしょう。
ただホルダーのツメのデザイン上、厚みが最大10㎜くらいに収まらないと、しっかりスマホ本体を支えるには不安が生じます。
以上をわきまえた上で使用すれば、CapGripは便利なアクセサリーになると思います。
では本機を使っての動画撮影では、どれほど画面が安定するでしょうか?
あるユーザーがiPhoneで撮影した映像がありますので、ご覧いただきましょう。
協力 SIN0923チャンネルさん
さすがにジンバルのような滑らかな動きは無理のようですね。
しかし、じかにスマホを持つよりはグリップしやすいし、ほどほどの安定感は得ていると思います。
次に、本機を使っている別のユーザーは、どんな感想を持っているでしょうか?
いくつかレビューをピックアップしましたので、次頁で確かめてみて下さい。
スマートフォンホルダーULANZI CapGripのユーザーレビュー
★「簡単にBluetooth接続出来、ハンドルグリップがあるだけで、こんなに写真が撮りやすくなるんだと感心。家族の分もついでに購入。これは絶対おすすめ!」
★「この商品がない今までなら、画面上のシャッターボタンをタップするわけだが、この商品をスマホに付けることで、デジカメと同じようにスマホを構えることができ、非常に安定して撮影しやすくなった。水平も取りやすい。一度設定してしまえば、次からはシャッターボタン長押しで電源が入りスマホに接続される。使い終わったらシャッターボタン長押しでスマホから切断され電源が切れる。電源はボタン電池なので、本体の重さ軽減にはなっているかな。」
★「安定性を星3としたが、理由はホールドした時の親指周辺が画面に触れることだ。手が大きい方なら上手くホールドできるかも知れないが、画面に触れないようにホールドすることは私には難しい。全画面iPhoneには合わないかも。」
★「スマホにつけるとデジカメのよう!落下防止のためのストラップ穴がほしい。電池蓋がしまらなかったが、取っ手に差し込むので、そのままでも使える。電池蓋がしまれば満足。」
スマートフォンホルダーULANZI CapGripの評価
以上を踏まえて、ここから私がCapGripの評価をしたいと思います。
簡単に取り付けて、デジカメのようにスマートなシャッターが切れるのは、大いに魅力を感じさせますね。
ペアリングを一旦済ませてしまえば、その後はシャッターボタンの長押しで、電源のON/OFFができるのも便利です。
Bluetoothを利用する本機のようなアクセサリーは、ボタン電池でも割と消費されるのが早いです。
なので、一度に多くシャッターを切るのなら、予備電池を用意した方が良いかも知れません。
とは言え、電源の切り忘れを防ぐため、オートオフ機能があるのは有難いですね。
使い勝手としては写真撮影には問題がないですが、既述のように動画の場合、本機のシャッターボタンで開始できても停止ができません。
このところがちよっと不便なので、写真撮影が中心だと言う人なら、問題なくおすすめできるでしょう。
あと、本体全体がモニターになっている機種だと、手の一部が触れやすくて誤作動しやすいのも惜しいです。
それでも価格的に非常に安い商品なので、それを考慮すれば、十分に使えるアクセサリーと言えるのではないでしょうか。
または
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