『AKASO Brave 7 LE』レビュー評価:低価格なのに付属品が多くドラレコにもなるアクションカメラ!

 

数年前と比べ安いアクションカメラモデルが登場し、ファンの目もこの価格帯の方へ移りつつあります。

この価格帯の多くが中国メーカー製が多いのですが、ただ安いだけではなく性能もあなどれないので、今や名門メーカーのGoProも平気ではいられません。

 

更なる高性能化・高機能化で差別化を図ろうにも、すぐに追い付かれてしまう現実があります。

そんなモデルの中の1つで、今、注目されているのがこのアクションカメラです。

それは「AKASO Brave 7 LE」

 

実売価格がGoPro製品の半額以下ながら、デュアルディスプレィを備えて、SDカード以外のほとんどのアクセサリーを付属した、至れり尽くせりのモデルなんです。

今回は、Brave 7 LEの魅力にユーザーレビューを交えながら迫り、その出来栄えに付いて評価してみようと思います。




 

AKASO Brave 7 LEの詳細とその特徴

 

 

Brave 7 LEでまず目を引くのが、背面のみならず前面にも液晶モニターのある、デュアルディスプレィ仕様になっていること。

背面は2.0インチ・前面は1.4インチで、前にもモニターがあることで、自撮りが容易に行えるメリットが生じます。

 

GoProやInsta360には既にこのタイプはあるものの、これらは高額モデルであり、低価格帯モデルでは珍しいことです。

普通にアクションシーンを撮るだけでなく、自らを映像に入れることで、YouTuberやVloggerのような映像が作れます。

前面にモニターがないと、自分の顔がフレームインしている確かめられないので、その場合はスマホを使わないと無理ですからね。

 

それに自撮りをしながら歩くのなら、必須なのが高性能な手振れ補正機能。

本機は強力な6軸ジャイロセンサーで、安定した映像を得られる設計になっています。

 

スペックとしては4K 30fpsでの動画撮影が可能で、静止画は2000万画素、またタイムラプスやスローモーション撮影にも対応。

操作は、背面のモニターにタッチして行えます。

 

パネルは日本語表示にできますが、ただ表現に不自然な部分があり、これは英語表記で使用した方が良さそうです。

取扱説明書の方は分かりやすい日本語になっているので、本体側は英語表記のままでも不便はないでしょう。

 

 

ワイヤレス操作に関しては、本機も他機のようにWi-Fiを搭載して、スマホと連動させることが可能。

でも付属品にワイヤレスリモコンがあり、これで撮影のオン/オフができます。

 

 

なのでスタートとストップは、こちらを使った方が便利かも知れません。

レンズはズームが可能なような記述がありますが、これはあくまでデジタルでの画角切り替えのことであって、スーパーワイド/ワイド/ミディアム/ナローの4段階に切り替えられるものです。

 

また、この手のアクションカメラには珍しく、底部に金属製の三脚穴を設けています。

GoProと違ってアタッチメントを使わず、本機と直接ハンドグリップや三脚に固定できるので、容易に自撮りやタイムラプス撮影ができて便利です。

 

それから面白い機能として運転モードがあり、本機をドライブレコーダーとして使用することも可能になっています。

これは一般のドラレコのように、給電をシガーライター経由で取ると、エンジンのオン/オフと共に自動で録画を開始/停止ができるんです。

 

またループ録画にも対応しているので、SDカードが一杯になったら、自動的に古いファイルから削除して上書き録画を続けてくれます。

1ファイルの長さは、1分/3分/5分から選択可能。

趣味のアクションカメラとして、Brave 7 LEはなかなか面白い使い方ができますね。

 

AKASO Brave 7 LEには付属品が盛りだくさん

 

 

Brave 7 LEは本体の機能が豊富なだけでなく、アクセサリーとなる付属品がたくさん付いています。

まず多いのが、アタッチメントとなるマウント。

 

ハンドルバーを筆頭に、GoProのようなマウントが各種7ヶもあるんです。

それに加え、ヘルメットに装着する際に必要なマウントと両面テープもあります。

 

 

また本機は、本体に雨に耐える防水機能がありますが、完全に本体をカバーする防水ケースも付属。

これを装着することで、約40mの深水に耐えらるようになります。

 

なお防水ケースを付けてしまうと、内蔵マイクは使用できません。

水中での撮影は、無音で行うことになりますね。

ちなみに、残念ながら本機はマイク入力端子がなく、防水ケースを外しても外部マイクを使うことは不可能です。

 

その代わり嬉しいことに、リチウムバッテリーが2ヶ付属しています。

最初から予備バッテリーが付いていることで、あとで買い足す必要がありません。

 

バッテリー容量は1350mAhあり、アクションカメラとしては大きい方になるでしょう。

それと一緒に充電器も付いていますから、本機の稼働中に予備のバッテリーを充電できますよ。

 

その他、前述の腕時計式のワイヤレスリモコンと、充電用USBケーブル・結束ベルトとバンド、取扱説明書・レンズクロスがあります。

取説は、ネット上にも日本語表記のものがありますから、戸外でもいざと言う時に読んで確認できます。

 

多数の付属品が付く訳ですが、残念ながらSDカードは付属しません。

これだけは、ユーザーが用意する必要があります。

もし仮にマウントが足りない場合は、GoPro用のものが共用できるので、これを加えれば本機の固定に困ることはないでしょう。

 

では、本機の画質はどんなものでしょうか。

実際に撮影したあるユーザーの動画がありますので、これで確かめてみることにしましょう。

 


協力 物欲名古屋人さん

 

最新のGoPro HERO9と比べると、やや白飛びや黒つぶれが目立つ気がします。

しかし、一般的なアクションカメラからすれば、平均以上の高画質を提供しているのではないでしょうか。

 

それから次に、本機の使い勝手はどんな感じか気になりますよね?

いくつかのレビューを集めましたので、次項で目を通してみて下さい。

 

AKASO Brave 7 LEのユーザーレビュー

 

★「アクションカメラ初心者だが、簡単に操作できる。とてもコスパは良いと思う。画質については、太陽光の下でのゴルフラウンド時では全く問題ない。夜間は厳しいがそれなりに使えている。手振れ補正も効いている。音は駄目だ。」

★「釣り動画を撮るために購入。バッテリーが2個付き、マウント類が充実している。そして何よりも、本体単独でIPX7の防水機能があることが決め手になった。ただ一つ、反転モード時に手振れ補正機能が効かないのが残念だ。それでも有名メーカーの製品と比べると格段に安いので、これから始めてみたいという人には最適だと思う。」

★「サーキットで使用した。画質も綺麗だし、ドライブモードでエンジンをかけると自動で録画するし、日付けもリセットされないので凄いと思ったが、ただひとつ残念すぎる事がわかった。音質がめちゃくちゃ悪い。ビビり音も酷すぎる。風切り音カット機能があるが、そんなものはだめ。意味がない。手持ちの “なんちゃってGoPro” の音質のほうが数倍良い。」

★「アクションカメラはこれで2台め。決め手は本体だけでも防水なこと。手振れ補正が良くなっている。設定がタッチパネルでできる。バッテリーの容量がアップ。画質のクオリティーもアップ。2画面。全てにおいて進化している。自転車のハンドルに固定して使うのだが、取り付けアタッチメントのクオリティーは進化していない。使い勝手は初めての方には難解なところはあるかもしれない。日本語表記もおかしい。あと端子のカバーがかなり硬い。開けづらい。防水だからしょうがないのか。外部マイクが繋げない。判断が分かれるかな。色々あるにせよ、コストパフォーマンスはいい。」

 

AKASO Brave 7 LEの評価

 


出典:Dijital CAMERA World

 

ここからは私がBrave 7 LEの内容を踏まえ、評価しましょう。

AKASOは、低価格モデルを販売するメーカーながら日本でも評判で、数種類のアクションカメラをラインナップしています。

 

その中で本機は、同社の中では高いクラスの立ち位置です。

それだけに性能や機能は高く、主流メーカーの製品とさして遜色ない完成度に、感心させられるものがあります。

 

さすがにシビアに評価すると、GoProやSONY・Insta360と比べ見劣りしてしまうのは確かです。

本機の映像はやや粗く、細部の再現性は落ちます。

全体的なボディの作りも、安っぽさを感じてしまうものです。

 

しかし、どの部分も真面目に作られており、似た内容を持つGoPro HERO9の、1/3に近い価格に収まっていることは驚異的ですね。

しかもSDカード以外、ほぼ何も買い足さずとも即使える点は、大いにユーザーを喜ばせます。

 

ベテランユーザーからすれば、絶対性能よりも耐久性の方が気になるものですが、この点に対しても悪評が少ないのは、低コストでも戦える同社の高い技術があるからでしょうね。

決定的な欠点が見当たらないことで、アクションカメラ初心者でもYouTuberやVloggerになりたいユーザーなら、使える1台と言えるのではないでしょうか。

 

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