『Ulanzi BG-3/BG-4 バッテリーグリップ』レビュー評価:GoProなどアクションカメラに大きなメリット!

 

GoProなどアクションカメラで動画を撮る場合、気になるのは手振れとバッテリーの残量だと思います。

手振れを防ぐ方法としてはジンバルに装着したり、もっと簡単にカメラハンドグリップを使うのが、今や一般的です。

カメラ自体にも、最近は強力な手振れ防止機能があることで、これらを併用すればかなり映像は安定するでしょう。

 

ただバッテリー切れに関しては、カメラ内蔵のバッテリーだけでは物足りなく、予備のものに交換する必要性に迫られますよね?

しかし撮影の真っ最中の交換は、結構面倒で手間が掛かります。

 

そんな時に、大容量のバッテリーがグリップ内に内蔵されていたら、交換の煩雑さから開放されて、撮影が楽しくなるんじゃないでしょうか。

と言う訳で、今回はこんな商品を紹介したいと思います。

 

それは「Ulanzi BG-3/BG-4」、2種類のバッテリーグリップです。

これらバッテリーグリップを使うことで、どれほど撮影が楽になるのか、ユーザーレビューを交えながら検証・評価してみたいと思います。




 

Ulanzi BG-3/BG-4それぞれの違いは主に内蔵バッテリーの容量にある

 

まずは商品概要を、メーカーの動画でご覧いただきましょう。

これはBG-4のものですが、動画ではBG-3の概要も含め、おおよそお分かりいただけると思います。

 

 

BG-3/BG-4はどちらもバッテリーグリップとして、USBケーブルでカメラとつないで給電しながら、撮影時間を大幅に伸ばす役割をするものです。

どちらもカメラハンドグリップなので、カメラを直接掴むよりしっかりグリップを握って撮れば、手振れの低減にも効果を発揮します。

それぞれに三脚が付いており、脚を広げてテーブルや床の上に置けば、カメラを固定することが可能です。

 

両機のうちBG-3は、グリップ本体と三脚部分を分離できるので、外してグリップ本体だけでも使うことができます。

グリップ部分の長さは193㎜、重さは三脚部分を含み275g。

 

このグリップの内部に、10.000mAhの大容量バッテリーが搭載されているのです。

一般のアクションカメラのバッテリー容量は、おおよそ2.000mAh前後なので、スペック上では、4~5個分のバッテリー容量を内蔵できることになりますね。

 

一方BG-4は、グリップと三脚の一体式。

脚を折り畳んでも長さは158㎜なので、あえて取り外しできないようにしたようです。

 

 

内蔵のバッテリー容量は5.000mAhで、BG-3の半分しかありません。

容量が少ない分撮影できる時間も限られますから、LED式のバッテリーチェッカーを注視する必要があるでしょう。

その代わり本体がコンパクトなことで、持ち運びはBG-4の方が楽です。

 

なお両機とも雲台は付いてなく、ヘッドには1/4インチ三脚ネジがあるだけなので、三脚ネジ穴付きカメラならそのまま載せられます。

しかし、スマホやGoProカメラは、自分でアタッチメントを用意しないといけません。

 

 

本体ほかの付属品は三脚(BG-4は本体一体式)と、本体への充電用USB-A ⇔ USB-Cケーブル1本のみとなります。

各カメラへの給電用ケーブルは、ユーザー側で用意します。

 

使い方は簡単で、ケーブルをつないだら入力・出力が始まる仕様です。

なので給電しながら撮影ができるカメラなら、どんなものでも使用が可能な、便利なバッテリーグリップと言う訳なのです。

 

Ulanzi BG-3/BG-4のデメリット

 

 

BG-3/BG-4はバッテリーグリップとして、非常に便利でメリットが大きい反面、両機に共通するデメリットがあることも認識しないといけません。

それは端子がムキ出しになることで、防水仕様とはなっていないことです。

仮にカメラ側が防水対応機であっても、端子は濡れてしまうので降雨時は使えません。

 

それからケーブルが丸出しなので、少し目障りになりますね。

できるだけ短いケーブルを使うなど、ユーザー側で対策する必要があるでしょう。

 

 

と言うことで、実際にBG-3/BG-4を愛用しているユーザーの皆さんは、この2機種の使い勝手にどんな感想を持っているのでしょうか?

レビューをいくつかピックアップしましたので、次の頁でご覧いただきましょう。

 

Ulanzi BG-3/BG-4のユーザーレビュー

 

★「10.000mAhと言う事もあり、重量はあるが私的にはバランスも良く、適度な重さのおかげで安定している。今までは外出時はバッテリーを合計4個持ち出していたが、現在は1個で間に合う。FHD60fpsで連続録画時間4時間で、残2/5ランプだった。(BG-3)」

★「装着性は完璧だ。付属の三脚も確実だ。購入するまでは270グラム程度ならと思っていたが、意外とずっしりする。これがにわか手振れ防止にもなっている。まあ3~4本分のバッテリーを気にしなくても良いところが利点だが・・・。(BG-3)」

★「一眼レフでの動画撮影でモバイルでの給電撮影を行っているが、この商品だったら三脚のポール代わりになりそうだったので購入してみた。本体の剛性不足で一眼を載せると不安定で揺れる。スマホやアクションカメラ程度なら問題ないと思う。(BG-3)」

★「バッテリーは純正品より長く使えるので良かった。それ以外には、三脚も小さいながら役に立つ。(BG-4)」

★「製品として良くも悪くもない。値段なり。よくある大陸製品かなってところ。一番嫌だなぁって感じたのはLEDの残量ランプで、めちゃくちゃ眩しい。直視しない方がいい。(BG-4)」

★「コンパクトで三脚が付いていて、便利で容量的にも良い商品。ただバッテリー残量が単体で確認することができないので、何かをUSBに繋いでからランプで確認するしかない。単体で確認するためのスイッチが欲しかったので、星マイナス1。(BG-4)」

 

Ulanzi BG-3/BG-4の評価

 

 

ここからは以上の記述を踏まえて、私がBG-3/BG-4の評価をして行きましょう。

説明書がなくても直感的に使えるなどシンプルな両機は、バッテリーハンドグリップとして、役立つアクセサリーだと思います。

 

手振れ補正効果に付いては、ジンバルほど安定性が良いとは言えません。

しかしある程度重量があることで(特にBG-3)、単なる自撮り棒と比べれば、特に縦揺れが少なくなるのは間違いなさそうです。

 

 

ジンバルは画面の安定化に非常に効果的ですが、使用前のセッティングが微妙で、操作にはある程度慣れが必要です。

BG-3/BG-4は、しっかり握って落ち着いてカメラを動かせば、カメラ側の手振れ補正機能と相まってそこそこの効果が得られます。

それと同時に内蔵のバッテリー給電で、カメラのバッテリー交換の回数が減ると言うのは、実に有難いことですね。

 

少し残念のは、2機種とも三脚部分の強度がやや足りないこと。

アクションカメラばかりでなく、スマートフォン・コンパクトカメラでも問題はないでしょう。

 

ところがミラーレス以上のカメラは重いので、少々難がありそうです。

500gを超えるようなデジカメには、使用は注意した方が良いかも知れません。

 

後は、無理して水に濡れるようなシチュエーションでは使わないことですね。

これはBG-3/BG-4だけでなく、カメラ側にもよろしくありません。

全体として、Ulanzi BG-3/BG-4は普通の撮影だけでなく、自分を撮るようなVlogでも、使いやすいアクセサリーとしておすすめできるでしょう。

 

※この商品は現在販売されておりません

 

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