動画製作に興味を持ち、これからYouTubeなど動画サイトで、自分の作品を発表したいと思っているあなたもいることでしょう。
そんな気持ちを持つあなたは、どんなカメラを使って動画作りをしたいでしょうか?
手っ取り早く撮りたいなら、スマホに搭載されている動画機能を使うことです。
でもどうせ始めるのなら、もっと本格的な機材を使って、カッコ良く作品をまとめてみたと考えているかも知れませんね。
そうすると比較されるのが、ビデオカメラやアクションカメラではないでしょうか。
実際に、どっちを買えば良いのか迷うところですが、ここ2~3年の人気の傾向からすると、アクションカメラの方に軍配が上がるんです。
今回は、現在の動画カメラの売り上げの現状や、なぜビデオカメラよりもアクションカメラの方が人気なのか?
そんなアクションカメラの持つ魅力をお話しようと思います。
アクションカメラの方がビデオカメラより人気な理由とは?
2021年の現在、過去に動画カメラの需要をけん引して来たビデオカメラが、さっぱり売れないんだそう・・・。
あの “ハンディカム” の名で有名なソニーの製品も同様で、その最大の原因と言うのはスマートフォンの普及なんですね。
スマホならカバンやポケットに入れ持ち歩けて、必要な時に取り出してすぐに撮影ができます。
スマホはビデオカメラのように望遠で撮れないし、一般的に画質も劣るんですが、それより人々は撮影のチャンスに強いアイテムの方を選ぶんです。
また、ズームアップして大きく撮れるとは言っても、かさばって重いんだったら、積極的にビデオカメラなど手に入れようとは思いません。
一方、スマホはそもそも通信機器ですから、撮った映像や写真をすぐにネット上にアップして、これらを他の人と共有することができます。
だったら、少しくらい性能が劣っていても、こちらを選ぶのは当然と言えるでしょう。
それから次に、ビデオカメラが売れなくなった原因は、アクションカメラの登場にあります。
パッと撮るだけならスマホでも十分使えますが、他の人とは違う迫力ある映像を見せたいと思うなら、スマホだってビデオカメラだって役不足。
どう違うのかと言うと、スマホやビデオカメラは被写体に対し、あくまでカメラマンは脇役として撮ることができるだけです。
その点アクションカメラは、広角レンズを搭載した超小型カメラなので、カメラマン自身がそれを身に着けて主役となり撮影できます。
ゲレンデを滑るスキーヤー目線の映像や、バスケット選手の目から見た試合の映像が撮れることで、今まで経験したことのない動画を作れるんですね。
遠く離れた被写体を追うことは無理ですが、広角レンズで迫る映像は非常にスケールとスピードを感じるもの。
またアクションカメラは、多くのモデルにある防水機能のおかげで、水際ではしゃぐ子供の姿が撮れるし、ジェットコースターの乗員の顔に向けて撮ることだって可能です。
最近では360度撮影モデルも登場し、前後左右上下をぐるっと巡らす映像や、自撮りなのにドローンで追いかけているような映像さえ作れたりします。
小型で持ち運びしやすい上に、今まで見たことのない映像が高画質で撮れることで、スマホやビデオカメラを寄せ付けない魅力があるんですね。
スマホはともかくビデオカメラに、今後何らかの付加価値が加わらない限り、アクションカメラの躍進は続くことでしょう。
YouTuberやVloggerは実際にどんなカメラを使っている?
今や子供にも人気のYouTuber。
彼らは人気商品のレビューや、注目されているノウハウの解説など、あらゆる情報を動画で公開しています。
そんなYouTuber達は普段、動画製作にどんなカメラを使っているのでしょうか?
かつては、彼らもビデオカメラを多用したものですが、最近は自宅スタジオで定点撮影する際には、デジタル一眼レフやミラーレス一眼を使う人が増えています。
その理由は、何と言っても画質が良いこと。
ビデオカメラやアクションカメラと違い、APS-Cやフルサイズなどセンサーが大きいので、解像度の高い映像が得られるんです。
しかもレンズが交換式なので、f値の小さい大口径レンズを使えば、ボケの大きな画(え)が作れます。
紹介したい商品にビシッとピントを合わせ、周りをキレイにボカした映像を見せれば、その商品の魅力度をアップできます。
画面全体にピントが合ってしまうビデオカメラには、なかなかできない芸当ですからね。
ただこれらの機材は高価なので、もっと安価に手に入る「ソニー VLOGCAM ZV-1」や「Lumix DC-G100V-K」など、コンパクトながら動画撮影に便利なデジカメも普及して来ました。
あなたもYouTuberを目指すなら、まずはこのクラスのカメラで、自宅スタジオでの撮影をすると良いでしょう。
もちろんこれらは機動性も高いですから、自撮りを含む戸外での撮影にも使えますよ。
ただアクションシーンを交えて撮るなら、やはりアクションカメラを使うのが便利。
「GoPro HERO9」や「Insta360 ONE R 1インチ版」など使えば、天候の良し悪しを気にせずに済むので、安心して戸外でのロケができます。
さらにぐっと予算を抑えるのなら、「AKASO Brave 7 LE」はコストパフォーマンスが高いので、初心Vloggerには相応しいでしょうね。
ではここで、あるYouTuberの方にご登場いただき、彼が動画製作に使っているカメラや機材を紹介していただきましょう。
実際のYouTuberさんに解説してもらうことで、動画製作の裏側を知ることができると思います。
協力 uzumaxさん
ビデオカメラ/アクションカメラどっちを選ぶ?時代はアクションカメラ
距離の離れた被写体をずっと追いかけるような撮影の場合、高倍率の光学ズーム可能なビデオカメラが有利です。
ただこれだと、従来と同じ撮り方しかできません。
最近はカメラマン自身が、主役で被写体になるような撮り方が流行になっています。
するとやっぱり有利に撮れるのが、アクションカメラとなる訳ですね。
スマホでも、自分自身をモニターしながら自撮りができるのですが、カメラを離さないとアップ気味に撮れてしまいます。
これがアクションカメラなら、極めて画角の広いレンズを搭載していることで、普通に撮っても自分の顔と背景がバランス良く入るので、特にVloggerにはおすすめなんです。
出典:GENIC
背景を広く入れたアングルは、動きのあるアクションシーンにピッタリ。
しかも雨など水に強く、ラフに扱っても簡単にはへこたれないとなれば、アクションカメラに目を奪われるのは当然だと言えるでしょう。
また前述のように、高画質な映像を求める傾向も高いことから、デジタル一眼レフやミラーレス一眼カメラが使われるようにもなっています。
これらは望遠レンズに交換することで、被写体を大きく写すことができます。
そのように考えるとビデオカメラの魅力は、もう長時間の連続撮影ができることだけしかありません。
トータルでビデオカメラは、今や中途半端な存在になってしまいました。
そんなことで、時代はビデオカメラよりアクションカメラを求めるようになったと言えるでしょう。
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