『ウェアラブルカメラとドライブレコーダーの違い』ウェアラブルカメラはドラレコとして使えるのか?

 

ウェアラブルカメラは、以前は「オンボードカメラ」とか
「車載カメラ」と呼ばれ、F1レースでの走行記録用として、
また映画の走行場面撮影用としても使われたりしました。

現在ではドライブレコーダーが普及し、「車載カメラ」と言えば
ドライブレコーダーを指すことが多くなりましたね。

 

しくみが同じようなものなので、
ウェアラブルカメラをドライブレコーダー
として使えないかと考えるのは自然なことでしょう。

 

特にウェアラブルカメラ(アクションカメラも含む)が
既に手元にあっても、ドライブレコーダーをお持ちでない人は、
そう思うのではありませんか?

 

今回は、そんなことをテーマに
ウェアラブルカメラとドライブレコーダーの違いに付いて
お話しを進めることにしましょう。




 

ウェアラブルカメラとドラレコ、実は基本は同じ

両者を比較してみると、
共通点が多いことに気が付きます。

映像素子は共にCMOSセンサーを用い、
レンズはどちらも一般のデジタルカメラと比べて、
ずっと広角のレンズを搭載しています。

 

手前から遠くまでピントが合う、
固定焦点を採用しているのも一緒で、

デジタルカメラで使われるような光学ズームもなく、
短焦点レンズを使っているんです。

記録するカードも、
microSDカードを使うのが基本ですね。

 

これらを並べたら、両者は同じ仲間の
機器だと言うのがお分かりでしょう。

 

 

ウェアラブルカメラとドラレコの違いはどこに?

両者は、その用途の違いで本体の仕様も違います。

 

ウェアラブルカメラは衣服に着けたり、
ヘルメット・サーフボード・バイクのハンドルなど

あらゆる場所へ固定をするため、数々の
取り付けアタッチメントが用意されています。

 

また空気抵抗を減らすため、縦長のスリムな
デザインを採用しているものもありますね。

そして基本的に野外や、場合により水中でも使いますから、
水に強いこと・落下などに備えて衝撃に強いことも必要です。

 

電源は主に内蔵のバッテリーを使うために、これ以外に
何らかの形で給電する方法がないと、長時間の撮影はできません。

身に着けることが多いことで、
限りなく小型化・軽量化も求められます。

さらに揺れたりすることも多いですから、最近では
手ぶれ補正機能搭載も当たり前になっています。

 

対して、ドライブレコーダーは、
車のフロントガラスに装着するものが一般的ですから、
固定にはそれに適したアタッチメントのみを使います。

外気にさらされる訳ではないので、
ボディデザインに空気抵抗のことは
考慮されていません。

電源は通常、車のバッテリーから取るため、
バッテリー切れを心配する必要はありません。

 

ただ、ドライブレコーダーは走行中は
エンドレスで撮影を続けますから、

SDカードが一杯になったら、前のデータを消去しながら
新しいデータを記録するしくみになっています。

 

そのため、できるだけ多くのデータを残すためには
大きな容量のSDカードが必要ですし、

常に書き込みと読み出しを繰り返しているために、
耐久性の高い専用のカードを使わなくてはなりません。

 

それと設置場所が常に車の中と言うことで、
カーナビや地デジテレビなど色々な電装品が存在するため、
それらにノイズを与えない対策も施されているのです。

 

ウェアラブルカメラもドライブレコーダーも
どちらも動画カメラなのに、用途の違いでいろいろ
設計が違うことをお分かりいただけたでしょうか?

 

 

結局ウェアラブルカメラはドラレコとして使えるの?

ウェアラブルカメラはドラレコとして使えるか否か
と言うのは、結論からすると「一部の機種は可」です。

吸盤で固定するサクションマウントなどで本体を設置し、
SDカードが一杯になるかバッテリーが切れるまでの撮影なら、
多くのウェアラブルカメラが使用できるでしょう。

 

でもドライブレコーダーのように走行中
ずっと撮影を続けたいのなら、

1.) カードが一杯になったら古いデータを消しながら撮影を続けるエンドレス機能(ドライブレコーダーモード)があること。

2.) バッテリーがなくなっても、何らかの形で給電しながら撮影を続けられる機能を有していること。

3.) 長時間撮影を続けても本体が熱くならず、動作がストップしないボディを持っていること。

これらの条件を満たすことが必要になります。

 

私が知っている限り、
一連のGoProカメラでは大丈夫なようですが、

他のカメラで行いたい場合は、
各製品の取扱説明書等で確認しないといけません。

 

でも、ウェアラブルカメラとしてもドライブレコーダーとしても
使えるよう、開発された機種が実はあるんです。

次に、興味のあるあなたにご紹介したいと思います。

 

 

ウェアラブルカメラとしてもドラレコとしても使えるモデル

「ASUS RECO SYNC」

 

SONYのセンサーを採用してクリアな映像を再現でき、GセンサーやWDR機能も搭載した本格的なドラレコ。一方でリチウムバッテリーを内蔵して、アタッチメントから取り外せばウェアラブルカメラに早変わり。超広角150度・F1.8の明るいレンズにより、迫力ある映像や写真を残すことができます。

 

 

「iON Adventure」

ビデオモードとドラレコモードを搭載し、ワンタッチで切り替えてそれぞれのモードごとに別々にファイル保存できる、2つのSDカードスロットを設けたモデル。そのためファイル管理が容易で、これ1台でウェアラブルカメラになったりドラレコになったりと、便利な設計になっています。

 

 

「カーメイト d’Action 360」

水平で360°垂直で194°で映像を記録。フロントガラスに取り付けることで、車外の景色と室内の様子を同時に撮影できます。そしてクルマから降りたら、アタッチメントから外してアクションカメラとして使える製品です。

 

 

 

 

いかがでしたか。

 

野外でも車内でも、動画の撮影を1台で賄ってみたいあなた、
以上のようなことに留意して、
ぜひアクション映像に挑戦してみて下さいね。

 

 

 

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