ウェアラブルカメラをメーカーでレビューしてみよう [SONY編]

 

SONY(ソニー)は、ウェアラブルカメラ・アクションカムの開発に、
非常に力を入れているメーカーです。

 

この種のカメラとしては参入してからまだ歴史は浅いですが、
長年ハンディカムの開発に力を入れて来ただけに、

映像機器のノウハウは、
他社の追随を許さないものを持っていますね。

 

現在の新型モデルとして、
4Kで撮影できるFDR-3000Rを筆頭に、
基本的に3機種を販売しています。

同社の製品の特徴は、迫力ある映像記録のために、
非常に真面目に開発されていると言えます。




 

他社の製品がどちらかと言えば、「遊び心」を
前面に出しているのに対し、同社のものは

デザインを犠牲にしてでも、プロユースに耐えられる
性能と機能を載せることを優先しているのです。

 

ですから、「あったらきっと楽しいだろうなぁ」と
思うようなオマケ的機能はあまりありません。

 

現在ソニーが、機能で非常に
力を入れているのが『手振れ補正機能』

手振れ補正機能そのものは他社製品でも見受けられますが、
それはコンパクトデジタルカメラに採用されている
『電子式手振れ補正機能』がほとんど。

 

大きな機械メカが必要ないので、
本体を小型・軽量に設計できるのです。

しかし効果は限定的で、補正機能がないよりは
マシと言った程度のものです。

 

 

ソニーが現在大きくアピールしているのは、『空間光学手振れ補正』で、
デジタル一眼レフカメラの『光学式手振れ補正機能』に近いもの。

 

単に手振れの補正だけでなく、例えば
カメラを自転車やバイクのハンドルに装着した場合の、

路面から受けるショックも低減できるくらいの
ブレ補正を実現しています。

 

その映像効果は、プロの間では常識的に使われている
「ステディカム」のような
滑らかな移動画面を楽しめる程のものなんですね。

 

また、4Kでの超高画質撮影にも一早く対応し、
HDで最高240pのスローモーション撮影や、

静止画をつないで面白い動画が作れる
タイムラプス撮影も可能にしました。
 

現在発売中のモデルは、どれもデザイン的に
実質剛健で価格も相応に高く、日常を気軽に
スナップ的に切り取る用途には向いていません。

しかし、本格的に映像作品を制作する意図で使うなら、
とても役に立つアイテムになるハズです。

 

しばしば比較される米国GoPro社の製品と並んで、
プロの世界でも使われるだけの品質を有している、
そんな製品を送り出しているのがソニーだと言えるでしょう。

 

 

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